2012-05-14 00:28:47
覆水盆に返らず
覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず)はことわざの一つ。
太公望が周に仕官する前、ある女と結婚したが
太公望は仕事もせずに本ばかり読んでいたので離縁された。
太公望が周から斉に封ぜられ、顕位に上ると女は太公望に復縁を申し出た。
太公望は盆の上に水の入った器を持ってきて、器の水を床にこぼして、
「この水を盆の上に戻してみよ。」と言った。
女はやってみたが当然出来なかった。
太公望はそれを見て、「一度こぼれた水は二度と盆の上に戻る事は無い。
それと同じように私とお前との間も元に戻る事はありえないのだ。」
と復縁を断った(出典は後秦の時代に成立した『拾遺記』による)。
この話から一度起きてしまった事はけっして元に戻す事は
出来ないと言う意味で覆水盆に返らずと言うようになった。
なお、四字熟語では覆水不返(ふくすいふへん)。
たまには勉強タイム。
よくわかりました。
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